たいへん無念で心苦しいご報告です。
農業(へべす)を続けたいので、農業(みかん)をやめます。
私の力不足により、牧山地区(海沿い)で栽培管理しているみかん畑から撤退することにいたしました。
オーナー様、ご支援いただいた方々、牧山の方々、大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
このみかん畑は、新規就農するときにお世話になった方から管理をお願いされ、始めた畑でした。
非常に傾斜がきつく広い畑のため、どうするかものすごく悩みましたが、お世話になったこともあり何人か仲間を集めてやれば行けるのではないかと考え引き受けることにしました。
そして2021年にクラウドファンディングを使用して、ワークキャンプ(農業体験&キャンプ)という名で資金と仲間を集め、まず荒れた農地の造成や高すぎる防風林の伐採などから始めて、新しくみかんの苗木を植えました。
それから、2回ほどワークキャンプを実行しましたが、3回目を計画した時に開催直前で自分がコロナに感染し中止となりました。
それ以降は、他者との接触禁止などの風潮もあり、仲間たちとも少しずつ距離が出来始めました。
まぁ賛同し手伝ってくれていた仲間のほとんどは、こどもの保育園つながりの父親たちなので、皆そろって子供の部活や習い事の送迎が忙しくなってしまい、自然と来れなくなりました。
それでも、草刈りを無償で手伝ってくれる仲間もいて何とか維持してきましたが、とうとう今年はその仲間も仕事の関係で忙しくなってしまい来れなくなりました。
気温35℃を超える猛烈な暑さでの終わりが見えない草刈り作業、容赦ないアブの攻撃、イノシシ被害、どんどんと心が疲弊していきました。
特に今年は暑さが身に応えました。
また、他にも色んな要因が重なりました。
義父母の離農により、管理農地が増えたこと。
宮崎に移住してきた実父母の世話。
隣接するみかん農家さんの離農
私の体力の衰え(50歳)
様々な外部要因も積み重なり、心と身体が壊れてしまう前に、牧山での農業を辞めることにしました。
みかん畑(日向夏)の今後としまして、引き継いで栽培管理をしたい方を募集したいと思います。
興味がある方がいたらオーナーと相談し引き継ぎます。
借りる要件は、草刈りと最低限の農薬散布(無農薬栽培NG)ができるかた。
軽トラは必須です。
ひと昔まえだと、畑の貸し借りは農家(4反以上)でなければできなかったのですが、現在年間150日程度畑に来て農作業が出来る方であれば兼業農家として畑を借りることができるようです。
みかんが作りたい新規就農者の方には、非常に恵まれた畑だと思います。
今年度中に申し出が無ければ、みかんの樹は伐採します。