国連のグテレス事務総長は、「地球温暖化の時代が終わり、地球が沸騰する時代に突入した」と発言。
そんな地球沸騰化時代のマストアイテムと言えば、空調服であろう。
私が着ているのはベストタイプの空調服。
漬物屋さんに就職したゆうじ君から漬物をたくさん頂いて、食べ過ぎで顔をむくんでいます。
それはさておき、服に扇風機を付けたら音やら振動がわずらわしいだけだろうと思いきや、そんなわずらわしさよりも涼しさ&体力の消耗の少なさに感動。
空調服を着て作業をすると、汗をかく量が格段に減るので仕事終わりの疲労感が全然違う。
しかしながらこの空調服には、欠点がある。
炎天下での草刈り作業にこそ空調服が必要なのに、草刈り機を使用しているとまったく使えない。
通常の空調服は風を取り込む扇風機が背面下の左右に各1個ついている。
空気の流れとしては下の画のように、背面下から首元に抜けていく。
空調服を着て草刈り機(U字ハンドル)を使用すると、草刈り機を支える肩掛けベルトが空気の流れを背中で遮断してしまい、全然涼しくないのである。
そこで、空調穴がサイド下についている服を購入して試してみたが、こちらも期待した効果は無かった。
こうなったら、自分で草刈り機専用の空調服を作ってやる!
もしうまく行ったら、意匠登録して、ワークマンとかホームセンターとかに売り込んで一儲けしてやると、息巻いてみた。
まず手始めに、草刈り機のベルトの干渉を受けにくい前方下に空調服の扇風機の穴の位置がくるように、後ろ前反対に着て作業をしてみた。
なるほど。
背面やサイドに比べ、風の通りがずいぶん良くなった気がした。
でも物足りない。
扇風機の位置ばかりにとらわれちゃダメだということで、空調服に草刈り機のベルトが縫い付けてあったらどうだろうかと考えた。
いやダメだな。
服にベルトが付いてると結局そこで空気が遮断される。
何日か悩みに悩んでみたり、お金を儲けしたあとの妄想に浸ってみたりしてたら、ふと思いついた。
あれ?
草刈り機本体と、それを支えているベルトの接点は腰の下にあるではないか。
それなら、草刈り機のベルトの上から空調服を着ればいいんだと!
早速試してみた。
超~快適!
空気が抜ける~
腰より高い位置の草を刈るのはしんどくなるが、普通の草刈りなら問題なし!
金儲けのたくらみは泡となって消えてしまったが、草刈りが暑すぎてたまらんと思っている農家の皆さんへ朗報になれば幸いです。