新年明けましておめでとうございます。
農業を始めてからというもの季節の移り変わりは感じるけれど同じような毎日を過ごしているせいか、正月というものに感情移入することが年々難しくなってなってきている感じがします。
最近飲める量も減って、、いや飲める量というより翌日の二日酔いの激しさに恐怖を抱き、ついついセーブしてしまうし。
餅つきとかお正月ならではの行事を無理やりでも作った方がよいかもしれない。
というわけで今年は行くかどうか迷ったけど、お正月を感じるために恒例の牧山での初日の出を見に行ってきました。
今年で11回連続の初日の出。
とりあえず雨が降る年まで続けようと思います。
さて。
2023年に達成したい目標、計画をブログを書きながら考えを整理します。
まず今年からインボイス制度(消費税の強制徴収)が始まります。
緩和措置が何年間かはあるようだが、結局は納めるしかないので早めにインボイス登録したいと思います。
売上1000万も無いのに消費税を徴収されるのは腹が立つので、今年の事業売上の目標を1000万にします。
1,000万も無いのかい!って思われる方も多いかと思いますが、そんなもんです。
超弱小農家なんて。
吹けば粉々に砕け散って、塵と化します。
よく生活ができてるなと自分でも感心するぐらい。
では、どうやって1,000万を達成するのか。
加工商品の生産量販売量を増やすしかないので、新規販路開拓を頑張るしかないでしょう。
コロナ、コロナとマスコミもだいぶ騒がなくなってきたので、営業再開です!
東京に行くぞ!
大阪にも行くぞ!
福岡には、2月に行く予定!
北海道で美味しいものを食べたい!
ツーリングしたい!
沖縄の離島で泳ぎたい!
いかん、途中から思考が観光に変わってしまった。
今年の目標ではないけど、海外進出もしたい。
以前一度だけシンガポールで商品を販売したが、これはお味噌屋さんのご厚意でうちの商品を一緒に連れていってくれただけなので、次は自力で行きたい。
お次は、へべすの1次加工のインフラ整備。
今の加工場は自宅の一部を改装したものなのでいろいろ狭い。
どこかに青果を1次加工できる加工場を新設したい。
お金はない。
お次は、へべす畑の整備。
先月から承継したへべす畑の整備を始めたが、もう一つの畑も整備を始めた。
こちらはもともと温州みかんが植えてあったのだが、すべてへべすに改植するために伐採作業を進行中。
冬は樹を伐採してばかりだ。
おかげでチェーンソーの技術はすこぶる向上した気がする。
直径30cmていどの樹であれば、躊躇なく切り倒すことができるようになった。
そしてわかったことがある。
チェーンソーの刃はいくら素人が研いでも切れ味は戻らないので、切れなくなってきたら迷わずプロに研いでもらうか交換した方が良い。
いろいろ書いてきたが熊野農園は、5年後の2027年にはへべすの生産量が門川町で1番となる予定である。
あくまで予定である。
それに向けて加工事業は、雇用、販路開拓、インフラを整えることが短期目標であろう。
そしてへべす青果の販売方法。
これが一番大きな改革が必要かもしれない。
何せ5年後に門川で1番のへべす生産農家になる予定だし、最小人数で効率よく販売できるような仕組みが必要だろう。
改革によって今まで購入してくれたお客様も離れてしまう可能性も大なので慎重によく考えて実行しようと思うが、早さも大事。
まず、課題箇所をあげてみようと思う。
・お客様の希望日発送
着日指定は基本NGにしているが、なるべくお客様の希望に沿うようにしている。
もし私が購入者ならば、やはりこのあたりに欲しいというものがあるわけで、届けてくれると非常に嬉しい。しかし天候や青果の出来に思いっきり振り回される生産者にとって指定日着は、収穫日が限定されるため一番のストレスになっている。
JA出荷は販売価格が激安だが、これが無いのが魅力だ。
・収穫初期のころの(8月中旬頃)へべすの販売
へべすの収穫は8月中旬から始まるのだが、この時期のへべすは出荷に適したサイズが少なく、収穫に時間がかかる。しかもへべす自体まだ果皮が硬く、種も多い。
・事務処理
受注の登録、納品書、請求書、発送伝票などの発行
・収穫後のへべす磨き
なるべく見栄えが良くなるよう、濡れタオルで磨く。雨天に収穫した場合は、吸水性の高い布でふきとる。
以前磨き機を購入したが、へべすは果皮が薄く痛みがでてしまうため機械化は断念した。
以上がへべす青果販売の問題点である。
よく考えてみたら、この問題点の多くは自分とこのオンラインショップで取引される際の問題点である。
外部販売サイト、とくにふるさと納税では問題点が見当たらない。
なぜかと言うと、オフシーズンにへべす青果の予約を受付ることで、発送も9月前半(1日~15日)と後半(16日~31日)と発送日に幅があり無理せず発送できる。
8月発送も事務処理もない。
あるのはへべす磨きだけ。
この仕組みを自分のオンラインショップでも応用できれば、かなり精神的・肉体的に楽になり出荷量も伸ばせるだろう。
今年の青果販売方法を従来のものと事前予約(期間発送)の二つに分けて、価格もそれに応じたものしてみるとか。
発送日に期間設定を設けることはお客様の希望を制限してしまうものだから、そのぶん予約発送は価格をおさえる。
例えば「へべす 1kg」だと
・従来発送:¥1,500(※着日指定はNGだが、なるべく希望に沿うように発送)
・事前予約発送:¥1,000(※発送を期間で分ける。※着日指定はNG)
このぐらい価格差をつけても良いぐらい。
ちなみに事前予約の希望発送期間は3通りぐらいに分ける。
・A期間:8月28日~9月9日
・B期間:9月10日~9月23日
・C期間:9月24日~10月6日
これなら収穫スケジュールをつくりやすく、雇用も計画をたてやすい。
なるべく従来の発送方法はやめたいが、あえて残すことで価格の差を表示し予約発送の方へお客さんを呼び込むのに役立つかもしれない。
まだ構想段階なので本来ノートに書いて整理すべき内容だがブログにだらだらと書いてしまった。
まぁいっか。
もう少し考えをまとめたら、正式に発表し受付を開始しようと思います!
よし。
今年もがんばろう。
本年も引き続きよろしくお願いいたします。