先日、牧山地区の理事会が開かれて、ワークキャンプで使用予定だった牧山公民館のトイレが使えなくなってしまいました。
このような結果となってしまいまい、大変申し訳ございません!
区長さんを始め、牧山の活性化になるプロジェクトだからと応援されていたことで安心してしまい、詰めが甘かったです。
どうすんだ!
第1回ワークキャンプ(10/9)まで2ヵ月しかない。
しかも、へべすの収穫で身動き取れなくなるのに。
正直、牧山地区では温暖化に対応した作物(アボカド、フィンガーライムなど)のテスト栽培を主目的していたため売り上げは数万程度しかない。
しかし、管理作業時間(草刈りなど)は全体の半分を占めていて、経営をかなり圧迫している。
現在の熊野農園の売上は99%へべすである。
へべすに集中すればどれほど楽になるか。
へべすの栽培面積を拡大し加工品製造部門を強化すれば売上も上がり、家庭での立ち位置(現在、最下位)も変わってくるだろう。
胃が痛い。
トイレのことを考えると夜眠れなくなる。
時を戻してすべてを水に流せたら、どんなに楽になるだろう。
トイレだけに。
支援者の皆さま、すみません。
弱気な心がつい出てしまいました。
とりあえず、仮設トイレを置く方向に切り替えます!
ただ、数万円のレンタルだと開催のたびに赤字になるし、中古品はあまり出回らず、しかも臭いと汚れが気になる。
かといって新品(30万ぐらい)を購入したとしても使用回数は月1程度ではもったいないし。
ん~。
頭を切り替えよう。
ワークキャンプのためではなく、将来への投資目的として新品のトイレを設置する計画を立てることにしよう。
それなら、借金してトイレを購入しても頑張れる。
まずは、無駄な試験栽培は辞める。
牧山の畑で収益がちゃんとあがる作物を選択し植える。
当初イタリア原産のブラッドオレンジを考えていたが、栽培ノウハウもなく宮崎が栽培適地かどうかもわからないからやめることにした。
新しく植えるみかんは宮崎で昔から栽培されていて、へべすのように県が特産品として認めているものであればなお良し。
そして何より、今までの加工品製造のノウハウが生きるものが良い。
あった!
日向夏!
宮崎県のソウルみかんと言っても過言ではない。
写真:宮崎県広報
日向夏は、味・香りともに優れていて美味しいのだが個人的には加工品に向ているなぁと常々感じていた。
(皮を包丁で剝き白い部分と一緒に実を食べるという食べ方が独特のため)
ただ日向夏の加工で収益が上がれば仮設トイレを置く意味が出てくるわけでない。
加工製造はあくまで経営方針であり、トイレを設置するための理由にはならない。
別に自分が納得する理由付けが必要である。
そこで私が管理しているみかん畑に隣接している温州みかんの畑(山田さんの農園)が活きてくる。
収穫してすぐに食べられる温州みかんは、観光農園にぴったりである。
山田さんと提携もしくは無償でトイレを貸し出せば、設置した意味が出てくる。
よし、これで行こう。
少し気分が晴れた。
植えるのは、日向夏。
トイレは、新品を購入。
方向が決まれば、あとは成り行きにまかせる。
さぁ、明後日からへべすの収穫が始まる。
頑張ります!