宮日新聞や夕刊デイリー他、日本一の焼酎メーカーである霧島酒造の広告(うまいものはうまいシリーズ)に牧山のみかん(甘夏)が掲載された。
霧島酒造は、自社焼酎をPRする時に宮崎県内の特産品や食材も一緒にPRするというあまり他では見ない広告手法で展開しているのである。
旬の食材と一緒に飲む焼酎は間違いなく旨い。
霧島酒造も生産者もWINWINである。
話は一月ほど前にさかのぼる。
霧島酒造の広報の方からうちの甘夏の取材をしたいとの申し出があった。
どうやら、前にFacebookに載せた甘夏の写真を見て興味を持ったらしい。
正直、困った。
主力はへべすであり、甘夏にはへべすほどの力を注いではいない。
しかも、牧山地区は美味しいみかんができる条件が整った場所であるため、昔からみかん栽培が盛んな地域である。
すなわち、みかんの大先輩たちがいるわけである。
私のような新参者が大先輩がたを差し置いて広告に露出するのは、いかがなものか。。
しかし、霧島酒造はUMK(TV局)のスポンサーであり、新聞と連動してTVでも放送される。
PR効果は絶大であろうし、経営者としては是非とも受けたい話しなのである。
が、新米農家としては。。。
そこでふと、名案が浮かんだのである。
熊野農園の甘夏ではなく、牧山地区の甘夏として地域まるごと紹介してもらおうと。
先輩がたも納得であろう。
というわけで、牧山地区のみかん農家さんに集まってもらい撮影をすることにしました。
ちなみに写真に大きく写っている方は、みかんのお師匠さんである黒木夫妻である。
いつも気にかけてくれて、草刈り機の刃を研いでくれる方なので、恩返しが少しできた気がします。
良かった。
近年牧山地区でも高齢化・担い手不足の影響は深刻であり、「牧山みかん」もこのまま行くと消滅してしまうかもしれません。
今回の取材を機に「牧山みかん」のブランドの再構築を少しずつ始めてみようと思います!