まぶたを閉じればへべすが追いかけてくる。
青春ラブストーリーの歌詞のように聞こえるが、悪夢に近い。
早朝の収穫から始まり、事務処理してからの選果・出荷。
午後からは、加工関連の仕事が山積みのため日付が変わってから就寝。
そんな毎日が盆明けからひと月半以上続いていたが、ようやく終わりが見えてきた。
来年は雇用を含めちゃんと準備をしよう。
へべすはまだ少し実がついているが、搾汁用に残そうと思います。
と、
例年ならここで一息つくところだが、まだ幼木ながら今年はライムが豊作。
嬉しい限りだが、へべすほど売り先を開拓していない。
どうするか。
こちらもへべす同様、短期決戦なので 、もたついていると黄色く色づいてくる。
まぁ、加工してゆっくり販売していくのがいいかもしれない。
急いであれこれやってもろくな事にはならないだろうから。
ライムの特徴だが、見た目はへべすとあまり変わらないが、香り酸味は別物である。
香りは、へべすより数段強くスパイシー。
精油を抽出し、アロマ関連で商品開発すると面白いかもしれない。
酸味もへべすよりシャープな感じ。
問題点としては、飲料系以外での利用があまり頭に浮かんでこないことだ。
へべすは優しい香りと酸味で主役料理を引き立てる。
しかしライムは、それ自体が主役になるような力強さがある。
困った。
ライムつながりでシトラスキャビア(フィンガーライム)。
割れていたシトラスキャビアがあったので、試食してみた。
味は微妙だが、プチプチと口の中で弾ける感覚が非常に新しい。
見た目も本当に美しく、宝石みたいにキラキラ。
味は微妙と言ったが、まだ収穫には早いのでしょうがない。
大きさから判断するとまだ小さいので夏に咲いた花で結実したものだと思う。
夏結実であれば、12月頃が収穫期にあたる。
春花のシトラスキャビアがもうすぐ収穫期を迎える。
どんな味になのか本当に楽しみである。