何度も言っている気がするが、お百姓さんに土日・祝日という概念は無い。
とくに私のように露地栽培人は、天気次第である。
晴れたら何かしら農作業があるわけで、晴れた日に農作業をしないと落ち着かない。
昨日は、熊野家の海開き。
晴れているが、農作業はなし。
しょうがない。
父親として、子供と遊ぶことも大事な仕事である。
子供が小さいうちはパート勤務で頑張る!と言っていた妻だったが、今月から通常勤務(看護師)に復帰した。
休日だからと休める仕事ではない。
長女4歳、次女1歳。
まだ十分小さい。
復帰したのには色々理由があるが、一番はお金。
同一労働には同一賃金を!という安部総理のセリフをこないだ新聞で見かけたが、復帰の一番の理由はそこであろう。
パートさんが正規と同じ報酬を得たければ、正社員になるしかないのである。
しかし、これで一件落着というわけにはいかない。
妻が正規になれば、必然的に強制的に私の家事や育児にさく時間が増えることになる。
現状、私の吹けば飛んでしまうような稼ぎでは、家庭内における言論の自由など勿論ない。
稼ぎが無ければ、父親の威厳もへったくれも無いのである。
忍の一字である。
忍の一字は衆妙の門。
「忍耐はあらゆる道理に到着する入り口であり、物事を成功させる基となる」。
がんばろう。
いつか花咲く日がくると信じて。
何事も一歩づつ。