熊野農園の農産加工品は、余計なものを一切いれない。
シンプルで安心して食べられるものを提供することをモットーとしております。
ですがっ。

この度、「へべ塩」の原材料に
炭酸カルシウムなるものを添加します。
炭酸カルシウムとは何ぞや。
貝殻やサンゴの骨格、鶏卵の殻、石灰岩、大理石、の主成分で、天然に存在するカルシムです。
カルシウム強化食品によく添加されています。
なぜ「へべ塩」に?
「へべ塩」のサンプル提供を始めた冬には気が付かなかったのですが、春先に提供したお客様からすぐ固まるよとの指摘が寄せられました。
「へべ塩」が固まる原因を探って探って、
ようやく
塩と湿度とへべすパウダーのあやしい三角関係にたどり着きました。
もともと塩は湿度に弱いとされています。
よく飲食店のテーブルに塩が置いてありますが、塩の中に炒った米が入っています。
理由は、炒った米は吸湿性が高く、湿度から米を守ってくれる。
つまり、米が身代わりになってくれるのです。
それではなぜ塩は吸湿性が高いのかと言いますと、生き物のように呼吸をしているからです。
湿度がおよそ75%以上のとき塩は、まわりの水分を吸収します。
そして乾燥してくると取り込んだ水分を放出するのです。
この塩の呼吸により放出された水分が、親水性に優れた「へべすパウダー」に吸収され、「へべ塩」が固まってしまう原因をつくっていたのです!
この塩と湿度とへべすパウダーのあやしい三角関係を断ち切るべく登場するのが炭酸カルシウム伯爵です。
炭酸カルシウムをごく微量(1%以下)混ぜることで、塩とへべすパウダーをそっと包みこみ、湿気から守ってくれるのです。
という理由でありまして、新たに「へべ塩」の原材料に炭酸カルシウムを添加いたしますことを
ご了承いただきたくおもいます。