そもそも、平兵衛酢(へべす)とは?
平兵衛酢とは、宮崎県特産の柑橘で木酢とか酢ミカンなどと呼ばれていて、柚子・スダチ(徳島県)・カボス(大分県)・ジャバラ(和歌山県)・シークヮーサー・(沖縄県)などの仲間です。
名前の由来は、江戸の末期、宮崎県日向生まれの長曽我部平兵衛さんという方が、近くの山で香のよい木酢を発見し、自宅の庭先で栽培されたことに由来し、平兵衛さんの名前から「平兵衛酢(へべす)」と名づけられました。
素人にはスダチかカボスか、見分けがつかないほど良く似ていますが、風味や香りはまったくの別物なうえに、食品としての機能性もとても優れています。
[特長]
平兵衛酢は、柚子やスダチなど他の柑橘系に比べ、皮が薄いため果汁が絞りやすく、酸味がまろやかです。そして、なんといっても平兵衛酢の最大の魅力は、爽やかな香りと豊富なビタミンCと<必須>アミノ酸です(アミノ酸は、全身の血流をよくし、細胞のゴミ掃除をして自然治癒力を回復させるなど、非常に滋養価が高いとされる)。
人間の身体にとって必要不可欠なアミノ酸は約20種類ありますが、そのうち9種類のアミノ酸は<必須>アミノ酸と呼ばれています。この<必須>アミノ酸は、人間が体内で自由につくることが出来ず、必ず食品から補給しなければならないため、<必須>と呼ばれています。
平兵衛酢の成分には、この9種類ある<必須>アミノ酸のうち、8種類もの<必須>アミノ酸が含有されています。アミノ酸を含む食品のなかでも群を抜いています。
アスパラギン酸は、新陳代謝を良くし有害物質を体外に排泄させる効果があり、スタミナを増強させるたにスポーツ選手などがよくアスパラギン酸が配合されたスポーツドリンクを飲んでいます。最近では、がん細胞増殖抑制効果や、ダイエットにも効果があるなど注目されています。
また、毛細血管を保護し血圧を適正にコントロールし、生活習慣病を予防するといわれているフラボノイド成分(ナツダイダイン)がゆずの37倍、同じくフラボノイド成分のナリルチンがカボスの6倍含まれています。