へべすの収穫が終わり、いよいよ来年に向け剪定作業を開始しました。
多くの農家さんは、収量重視の剪定を行いますが、私は違います。
日々の管理がしやすいように低木に抑え、通路や内部の混み合った枝は容赦無く処分します。
管理重視の剪定を行うことは売上げが落ちると思われがちですが、全くもって間違いです。
確かに収量は減りますが、品質は飛躍的に向上し、無駄な労力もカットできます。
自分の労働時間もきっちり考えた経営をしなくては、生産だけに時間をとられてしまい、販売・加工分野に手をつけられませんから。
また、通常へべすはミカンと同じ時期(来年の2月頃)に剪定を行うのが常識といいますか、そのように農業技術員の方に教えられています。
しかし私は、お師匠さんの教え通り、夜温度が15度を下回った今頃から始めます。
なぜ、技術員さんの方式をとらないのか。
はい。
「ミカンとへべすは、似て非なり」
だからです。
収穫時期も害虫・病気も違います。
へべすはへべすなのです。